No.10-トリッキーな歌詞に魂の歌声-ガスタンク「EARLY SINGLES」(2002)

音楽

01. Mr. Gazime
02. In The Fire
03. The Birth Of Stars
04. Geronimo
05. Red Indian’s Rock
06. The Vanishing Signs
07. In Exchange For Your Mind
08. A Holy Land
09. Endless Waltz
10. Devil
11. Sex
12. Farstest Dream
13. In The Fire
14. Dead Song (Rock’n f Version)

これをベスト盤と言っていいのか微妙なところですが、日本のハードコアパンクの雄、ガスタンクの初期にリリースされたシングルを集めたものです。
僕がパンクを知った中学時代、ガスタンクはバリバリの現役でした。でも当時、彼らのレコードは「普通の」レコード屋さんには売っておらず、もちろん今のようにYouTubeで曲を聴くこともできませんでした。
なので、彼らの曲を聴いたのは大人になってからです。レコードジャケットや曲名は昔から知っていたので、曲は知らないのに「懐かしく」聴いたことを覚えています。

このアルバムの中で一番好きな曲が「Red Indian’s Rock」です。

GASTUNK – Red Indians Rock
・GASTUNK – Red Indians Rock

いやーカッコいい。正直これ、パンクなんですかね。ジャーマンメタルを髣髴とさせる激しくメロディアスな楽曲。ヴォーカルのBAKIさんの声がいい。途中、キメのところで音程がずれるのがもったいですが、それを補って余りある歌声。魂を感じます。
ちなみに「Red Indian’s Rock」はシングルのB面で、そのA面が「Geronimo」です。

GASTUNK – GERONIMO [ENG SUB]
・GASTUNK – GERONIMO [ENG SUB]

この曲はもう歌詞。「サソリ砂漠サボテンッ!」とか「戦え!ジェロニモモッモー!」とか、はじめて聴いたときは「ん!?」と思いましたが、何度が聴いてるとそんなことは気にもならない、圧倒的なオリジナリティ。

もちろん、アルバムの中にはいかにもハードコアパンク!という曲もあります。例えば「Sex」はまさにハードコア!

Gastunk – Sex
・Gastunk – Sex

この曲を聴いて、LAUGHIN’ NOSEの「HELL HOME」を思い出しました。当時、宝島から出ていたカセットブック「THE PUNX」に収録されていましたね。その後ポップパンクになるLAUGHIN’ NOSEのハードコア時代です。

Laughin' Nose – Hell Home
・Laughin’ Nose – Hell Home

ガスタンクのほうが断然演奏が上手いですね。とある記事に「スラッシュ・メタルの先駆けともいえる圧倒的なテクニックでロック・ファンを魅了した。」とありましたが、納得です。

ということで、個人的には「Red Indian’s Rock」と「Geronimo」に尽きると思います。この頃の曲調が好きなので。この2曲だけも買う価値のあるアルバムだと思います。

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