01. Virus
02. Sign Of The Cross
03. Man On The Edge
04. Afraid To Shoot Strangers (live)
05. Be Quick Or Be Dead
06. Fear Of The Dark (live)
07. Bring Your Daughter To The Slaughter
08. Holy Smoke
09. Clairvoyant
10. Can I Play With Madness
11. Evil That Men Do
12. Heaven Can Wait
13. Wasted Years
IRON MAIDEN好きなんですよ、かなり。はじめて聴いたのは13才の頃で、TVK(テレビ神奈川)のミュートマ(Music Tomato)って音楽番組であの名曲「Aces High」(邦題「撃墜王の孤独」)がひたすらかかってて、当時は洋楽聴き始めでまだメタル好きってわけじゃなかったんですが、なんとなく印象に残ってました。
その後、ウチの兄の高校の友達で「メイデン超好き」な人がいて、なんとなく話や曲を聞くうちに気に入った、という感じです。メイデンと出会ってからかれこれもう35年も経つんですね、長い。
このベスト盤は1996年発売で、ヴォーカルのブルース・ディッキンソンが抜けた後、ブレイズ・ベイリーがヴォーカルだった頃のものです。CD2枚組で1枚目が当時の一番新しい曲で、2枚目の最後がバンドの原点「IRON MAIDEN」(って曲)となってます。個人的には当然2枚目のほうが好きなんですが、1枚目もそれなりに味わい深いものがあります。
1枚目なら、やっぱりこれですかね。
これはいいですね。”メイデンらしさ”に溢れた名曲です。イントロの仰々しい感じから静かに始まりブリッジのハモり全開なギター、初期の楽曲を思い起こさせます。実際、曲の骨組みが初期の名曲「Trooper」と似てる。
次はそうですねぇ。これも代表曲といっていいと思います。
ライブのド定番曲ですね。このアルバムでもライブバージョンが入ってます。確かに盛り上がる曲なんですが、サビでドラムというかリズムが妙に「ハネる」んですよ。ここ本当にもったいない…。メイデンのカッコよさって、押し寄せるリズムの上にリフとかハモりが”泳いでる”ところだと思うんですが、この曲だとサビの「ハネ」で曲の勢いが止まっちゃうんですよねぇ。ライブでは客が飛び跳ねて楽しいところなんでしょうが。
ちなみにこのアルバムに収録されているのは「Powerslave」の後にバンドがひと息ついて、復活して「Somewhere In Time」をリリースして以降なので、ある意味メイデンの歴史的には”倦怠期?”というか、なんとも落ち着かない時期なんですよね(勝手なこと言ってすみません)。なのでちょっと毛色の違う曲がいくつもあります。
次の「Holy Smoke」もその一つ。
なんだろう、なんか明るいんですよ。メイデンってこんなだったっけなと。このあたりから(一時的に)メイデンから気持ちが離れていきました。なのでブレイズ・ベイリー時代は全くといっていいほど聴いてません。
このなんとも落ち着かない感じは、考えてみればその前からあったような気が。Disc1の最後の曲「Wasted Years」がそうでした。
とはいえこの曲、結構好きなんですよね。「Powerslave」の後、ライブアルバム「Live After Death」を挟んで満を持して発売されたスタジオアルバム「Somewhere In Time」からのシングルカットで、当時「待ってました!」という感じだったので。このベスト盤の日本語ライナーは「あの」伊藤政則さんが書いていて、この曲を「何もMAIDENがやることはない普通のヘヴィ・メタル」と切り捨ててます。さすが。さらに「しかし、1つの曲として捉えた場合、これはエイドリアン・スミスがMAIDENに残した珠玉の名曲だと思う。」とあり、至極納得。完全同意です。
いやでも、当時なんか不穏な雰囲気ありましたよね、もしやメイデン解散しちゃうの?的な。PVも昔を振り返る形式だし。
あと、PVでブルース・ディッキンソンが短パンで歌ってるのに驚きました。正規のPVでこんなラフなの?と。ビジュアルじゃない、曲で勝負!って感じでこれもまたメイデンらしいわけですが(Disc2次回に)。
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