01. Strange Boys Play Weird Openings
02. Malibu Beach Nightmare
03. Oriental Beat
04. Back To Mystery City
05. Two Steps From The Move
06. Ice Cream Summer
07. Underwater World
08. Boulevard Of Broken Dreams
09. Lost In The City
10. Until I Get You
11. Up Around The Bend
12. Don’t You Ever Leave Me
13. Tragedy
14. Cheyenne
15. Million Miles Away
16. Motorvatin’ (Live)
17. 11th Street Kidzz (Live)
18. Under My Wheels (Live)
当時の中高生では、このバンドを知っているかどうかが一つの「基準」だったような気がします。いわゆる「チャートもの」ではないカッコいいロックバンドがあるんだ、というのをHanoi Rocksで知るわけです。
僕には２つ上の兄がいたので、同級生よりも少し早く「先の音楽」に触れていました。友達とは違う音楽を聴いてる！という優越感もそうですが、やっぱり単純にカッコいいですよね。
大人になって再会した中学時代の友達に「中学時代にハノイを教えてくれたから今でもバンドやってる」と言われた覚えがあります。そういう「きっかけ」になるというか、影響力のあるバンドでした。
個人的に一番好きな曲はリアルタイムで聴いた「Boulevard Of Broken Dreams」です。
今でもよく聴いてますが、何度聴いてもいいですね。Hanoi Rocksというと、シンプル＆スピーディーなロックンロールと染みるバラード、という２タイプの曲がありますが、「Boulevard of Broken Dreams」はそのどっちでもないというか、Hanoi Rocksの音楽性を集約したような感じがあるんですよね。ここで完全なオリジナリティを獲得したんだというか。つくづく、このタイミングでメンバーを失い、すぐに解散してしまったのが悔しい＆もったいないです。
とはいえ、初期のシンプル＆スピーディーなロックンロールもカッコいいです。中でも好きな曲は「Malibu Beach Nightmare」「Lost In The City」「Mortorvatin’」ですかね。
あと、カバーですが「Up Around The Bend」はいいですね。時代の違いはもちろんですが、元曲にはない圧倒的な「パーティー感」がよし。
ちなみに解散後、ギターのAndy McCoyが組んですぐ解散したバンドCherry Bombzでもこんなカッコいい曲があります。
ちなみにこれもカバーです。元曲は当時（なぜか）そこそこ人気のあったバンド、Loverboyの曲です。
なんでしょう。曲のアレンジはそんなに変わってないのにCherry Bombzのほうが断然カッコよし。ヴォーカル姉さんのなんともいえない下品な感じとAndy McCoyの不良感、すごくハマってたのにすぐ解散してしまい、これも残念でした…。
最後に、このサイトに来た方には特別に。このベスト盤はもちろん、オリジナルアルバムにも入ってない曲なんですが、この「Shakes」って曲がいいのでぜひ。
ここで挙げなかった曲もそれぞれ雰囲気あってよし。改めて、若い頃にこのバンドを聴いていて本当によかったな、と50歳近くになった今も思います。言葉にすると微妙ですが、1980年代の若者にとって、ロックンロールの「教科書」みたいなバンドです。お勧めです。
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