No.12-昔売れなかったのも納得。でも僕は好きです。-「エレファントカシマシ ベスト」(1997)

音楽

01. ファイティングマン
02. デーデ
03. 星の砂
04. やさしさ
05. ポリスター
06. 優しい川
07. サラリ サラ サラリ
08. 珍奇男
09. too fine life
10. 奴隷天国
11. いつものとおり
12. もしも願いが叶うなら
13. 誰かのささやき
14. 星の降るような夜に

彼らの初期の楽曲を集めたベスト盤です。エレカシはデビュー当時から目立っていて、雑誌で見てすぐファーストアルバムをレンタルしました。1曲目の「ファイティングマン」でいきなりもっていかれました。なにしろ音がデカい声がデカい音圧が凄い。

ファイティングマン ≡ エレファントカシマシ
・ファイティングマン ≡ エレファントカシマシ

いや、世の中でよく「ストレートなロック」とか言いますけど、この人達よりストレートなロックってないんじゃないかと。まず、全然カッコつけてない。本音をそのまま音に乗っけてるというか。
本音といえば「ポリスター」ですかね。名曲です。

エレファントカシマシ ポリスター
・エレファントカシマシ ポリスター

この曲を聴いてると、この人(もちろん作詞の宮本さん)は本当に”生きづらい”人なんだろうなぁと思いますよね。明らかに常人じゃない。ミュージシャンには最高の誉め言葉だと思います。その究極がこの「奴隷天国」だと思います。

奴隷天国
・奴隷天国

この頃、全然売れてなかったそうですが、それはそれで納得します。でも、この曲も「ファイティングマン」のような力強さと疾走感があって、いいですよね。この曲の一番最後「何笑ってんだ…そこのお前…」ってつっかかってる相手が気になります。レコード会社の人でもいたんですかね、笑。
この「どん底」の時期を経て、「今宵の月のように」の大ヒットで劇的な復活を遂げます。
その「復活イケイケ時代」の時の曲が最後の「星の降るような夜に」です。

星の降るような夜に
・星の降るような夜に

これ、ベースの人の曲だったんですね。ちょっと雰囲気違う?と思ったらそういうことかと。これもいい曲です。一番飲み歩いていた大学時代、飲んだ後の真夜中に仲間とぼんやり歩いてるときを思い出します。個人的に、大学時代をものすごく感じるのがこの曲と、真心ブラザーズの「サマームード」ですね。妙に酸っぱい気分になります。
さて、その後エレカシは安定的な人気を誇る日本を代表するロックバンドとなるわけですが、やっぱり僕としてはデビュー当時の衝撃から初期エレカシが好みです。ストレートなロックとはなんぞや、という問いの答えがこのアルバムかと。お勧めです。

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