01. ジス・バッド・ガール
02. ヘイ・ジョー
03. 銀色のグラス
04. モジョ・ワーキング
05. LSD ブルース
06. 陽はまた昇る
07. 長い髪の少女
08. ショットガン
09. スプーキー
10. ミッドナイト・アワー
11. 過ぎ去りし恋
12. ストレンジ・ブルー
13. 午前3時のハプニング
14. ルシール
15. ワン・モア・タイム
16. 泣かずにいられない
17. テイク・スリー
18. クールな恋
19. ウォーキン・ブルース
20. ゲット・アウト・オブ・マイ・ライフ
21. 愛する君に
チャーさんに続いて、彼の「兄貴分」とも言えなくもないゴールデンカップスです。もちろんリアルタイムでは知らず、チャーさんからの流れで知りました。グループ・サウンズにもいろいろなグループがありますが、曲の多くが何というか「その時代」っぽさが強すぎて、今聴くとなかなかに厳しい曲が多い気がします。
でも、カップスさんは心配無用。今聴いてもカッコいい曲がいくつもあります。まずは1曲目の「ジス・バッド・ガール」。
・ザ・ゴールデン・カップスThe Golden Cups/ジス・バッド・ガールThis Bad Girl (1968年
ガレージ感というか生音感が凄い。ファズのジリジリした音の波の中でうねりながら進むベースが効いてます。
次に好きな曲が(カバーですが)「ショットガン」。
女の子達のタイトルコールから始まって、曲中も彼女達がワイワイ騒いでいるのがそのまま聞こえてきます。ライブとは違うんですよね。スタジオに仲間を入れて騒がせて、そのまま録音した感じ(本当にそうだったらしいですが)。途中、メンバーが自己紹介?する場面がありますが、人気のあったルイズルイス加部さん、エディ藩さん、マモル・マヌーさんの時はすぐ歓声が上がるのに、それ以外のメンバーの時はひと呼吸置いてしまうのがご愛嬌、笑。
他にも面白い曲があります。例えば「午前3時のハプニング」。ルイズルイス加部さんの曲だそうですが、やっぱりなんか変ですね。これがシングルのB面になっていたこともまた変です。
その他、ブルースのカバー曲が多くあります。グループ・サウンズはテレビ用の顔で、実際は筋金入りのブルース(コピー?)バンドなわけで。
・ザ・ゴールデン・カップスThe Golden Cups/Walkin’ Blues (1969年)
そんな中、オリジナルのバラードが「過ぎ去りし恋」。これ、いい曲です。
・ザ・ゴールデン・カツプスThe Golden Cups/過ぎ去りし恋Goodbye, My Love (1968年)
ということで、「長い髪の少女」や「愛する君に」などの「GSらしい」曲は、好きな方に聴いてもらえればいいかなと。
それにしても当時、同時代の外国の状況を知るだけでもひと苦労だった中で、これだけブルースに詳しくて演奏も(ドラム以外?)ちゃんとしたバンドが日本にあったというのが凄い。
個人的には「ジス・バッド・ガール」を聴くためだけにこのアルバムを買ってもいいくらいと思います。
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